Eero Aarnio
エーロ・アールニオ
( 1932〜 ) フィンランド
近未来を連想させる特徴的なデザインを多数手がけているフィンランドを代表する建築家であり、インテリアデザイナーです。 代表作は、彼が初めてデザインした「ボールチェア」や、その数年後に発表された「バブルチェア」です。
フィンランドのヘルシンキに生まれ、1954年から「The Institute of Industrial Arts」で工業デザインやインテリアデザインを学びました。卒業後にはヘルシンキに自らのデザインスタジオを開設し、プラスチック素材を用いた斬新的なデザイン作品を数多く発表しました。
最高傑作として名高い「ボールチェア」は、宇宙を連想させる球体の独創的なデザインは、世界中のセレブを魅了しました。 ボールチェアは1962年から製作活動をはじめ、その革新的で未来的を思わせるデザインをみた当時のアスコ(Asko)社が製品化を取り付けました。1966年に、ドイツ・ケルンで開催されたケルン国際家具見本市で初めて公に発表されると、たちまちデザイナーとしての名が世界に広まり名声を手にしたといわれています。
1968年に発表された「バブルチェア」は、椅子に座りながらどこからでも光が入るようにと透明なボールを用いることを考えました。そこで、アクリルを膨らませて成型したフレームに、柔らかく座り心地のいい素材のクッションを取り付けて、モダンデザインの名作を作り上げたのです。 バブルチェアはアデルタ社が製品化しており、プラスチックを用いた家具デザインの普及を後押ししたモダニズムの象徴としても有名です。
北欧の伝統デザインといえば木を使う椅子や家具などが有名ですが、ミッドセンチュリー期には新しい素材やデザインを得意とするモダニズムのデザイナーが多数誕生しています。 エーロ・アールニオは、これまでの北欧デザインの伝統を守りつつも、これまでの概念だけに捉われることなく独自の世界観で家具デザインに取り組みます。プラスチック素材を多数使って近未来的なデザインを得意とすることから、モダンデザインの巨匠ヴェルナー・パントンと同様に北欧の近未来デザインのパイオニアと呼ばれています。
数々の有名プロダクトカンパニーと共同製作を進めてきたキャリアの中で、2005年には最も権威があるとされるデザイン賞「コンパッソ・ドーロ」を受賞、2006年にはドイツ・ケルン家具見本市でインテリアイノベーション賞を受賞、2008年にはカイ・フランク・デザイン賞を受賞しています。 彼の作品は、ニューヨーク近代美術館(MoMA)をはじめ、パリのポンピドゥー・センター、ロンドンのビクトリア&アルバート博物館などに永久コレクションとして現在も展示されています。
Eero Aarnio
エーロ・アールニオ
( 1932〜 )
フィンランド
近未来を連想させる特徴的なデザインを多数手がけているフィンランドを代表する建築家であり、インテリアデザイナーです。
代表作は、彼が初めてデザインした「ボールチェア」や、その数年後に発表された「バブルチェア」です。
フィンランドのヘルシンキに生まれ、1954年から「The Institute of Industrial Arts」で工業デザインやインテリアデザインを学びました。卒業後にはヘルシンキに自らのデザインスタジオを開設し、プラスチック素材を用いた斬新的なデザイン作品を数多く発表しました。
最高傑作として名高い「ボールチェア」は、宇宙を連想させる球体の独創的なデザインは、世界中のセレブを魅了しました。
ボールチェアは1962年から製作活動をはじめ、その革新的で未来的を思わせるデザインをみた当時のアスコ(Asko)社が製品化を取り付けました。1966年に、ドイツ・ケルンで開催されたケルン国際家具見本市で初めて公に発表されると、たちまちデザイナーとしての名が世界に広まり名声を手にしたといわれています。
1968年に発表された「バブルチェア」は、椅子に座りながらどこからでも光が入るようにと透明なボールを用いることを考えました。そこで、アクリルを膨らませて成型したフレームに、柔らかく座り心地のいい素材のクッションを取り付けて、モダンデザインの名作を作り上げたのです。
バブルチェアはアデルタ社が製品化しており、プラスチックを用いた家具デザインの普及を後押ししたモダニズムの象徴としても有名です。
北欧の伝統デザインといえば木を使う椅子や家具などが有名ですが、ミッドセンチュリー期には新しい素材やデザインを得意とするモダニズムのデザイナーが多数誕生しています。
エーロ・アールニオは、これまでの北欧デザインの伝統を守りつつも、これまでの概念だけに捉われることなく独自の世界観で家具デザインに取り組みます。プラスチック素材を多数使って近未来的なデザインを得意とすることから、モダンデザインの巨匠ヴェルナー・パントンと同様に北欧の近未来デザインのパイオニアと呼ばれています。
数々の有名プロダクトカンパニーと共同製作を進めてきたキャリアの中で、2005年には最も権威があるとされるデザイン賞「コンパッソ・ドーロ」を受賞、2006年にはドイツ・ケルン家具見本市でインテリアイノベーション賞を受賞、2008年にはカイ・フランク・デザイン賞を受賞しています。
彼の作品は、ニューヨーク近代美術館(MoMA)をはじめ、パリのポンピドゥー・センター、ロンドンのビクトリア&アルバート博物館などに永久コレクションとして現在も展示されています。